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現在までの審議課題

委員会審議 平成25年3月28日

申請者 医療社会事業専門員 木川 幸一
申請課題 24-24 急性期病院におけるソーシャルワーカーの実務基準と質指標の開発に関する調査
研究の概要

(目的)
医療ソーシャルワーカー業務を標準化し、その質を担保することを目的に、医療ソーシャルワーカーの介入を必要とする患者を抽出するための実務基準と質指標を開発することを目的とした共同研究。

(対象及び方法)
2013年2月18日~2月22日の5日間に当院入院した全患者のデータを基に調査を行う。

判定 承認  
申請者 副院長 近藤 啓史
申請課題 24-25 本邦における胸腺上皮性腫瘍に対する外科治療成績の解析を目的としたデータベース構築
研究の概要

(目的)
多施設共同研究にて本邦における胸腺上皮性腫瘍の後ろ向きのデータベースを作成し、疫学的研究を通じて本邦のこれまでの治療成績を明らかにする。その成果を通じて日本の研究者も国際的データベース事業に参加し、国際標準のTNM分類・病期分類の確立を目指す。

(対象及び方法)
1991年から2010年までの20年間に当院で外科治療を行われた胸腺上皮性腫瘍症例を対象。
臨床データを中央登録方式で集約し、臨床後ろ向きの多施設共同観察研究を行う。

判定 承認 (近藤委員長は申請者のため審議委員外)
申請者 臨床研究部長 山城 勝重
申請課題 24-26 Z軸ビデオ細胞画像(Zavic)データベースを利用した細胞診コンサルテーションの実現可能性の検証研究 略称(Zavic DB Study)
申請理由

申請課題が国立病院機構中央倫理審査で承認されたが、当該研究を行っていることを院内掲示及びホームページで公開することを求められたため、当院倫理審査委員会の承認を得たい。

判定 承認 (山城委員は申請者のため審議委員外)
申請者 聖路加看護大学大学院 小島 悦子
申請課題 24-27 初回化学療法を受けている肺がん患者に対する足浴の倦怠感緩和効果の検証
研究の概要

(目的)
非小細胞肺がんと診断され、初回化学療法を受けている患者に対し、継続した就寝前の足浴が倦怠感、睡眠感、気分を改善する効果があるかを明らかにすること、および継続した就寝前の足浴の実施可能性について評価し、今後の実験研究につなげることを目的とした予備研究。

(対象)
非小細胞肺がんにより初回化学療法を受ける患者で、抗うつ薬や睡眠薬の定期処方を受けていない者。

(方法)
対象群と介入群に分け、それぞれに化学療法開始前と開始日から6日間の就寝前に症状に関する質問紙、開始日から7日間の睡眠に関する質問紙に回答してもらう。
介入群には化学療法開始日から6日間の就寝前に座位で10分間の足浴を実施する。

判定 条件付承認 (呼吸器内科医師の了解を得ることを条件に承認)
申請者 呼吸器外科医師 安達 大史
申請課題 24-28 肺葉切除可能肺癌症例における縮小手術成績調査
研究の概要

(目的)
肺葉切除可能肺癌症例における縮小手術成績を多施設共同で後ろ向き調査し、その妥当性を検討する。

(対象及び方法)
対象は肺葉切除可能な肺機能を有し、縮小手術を施行した非小細胞肺癌症例。
日本呼吸器外科学会基幹施設または関連施設による多施設共同で連結不可能な既存の臨床情報の後ろ向きデータ集積を行い、生存期間の解析を行う。

判定 承認  
申請者 血液内科医長 鈴木 左知子
申請課題 24-29 本邦の同種造血幹細胞移植長期生存成人患者におけるQuality of Lifeに関する調査研究
研究の概要

(目的)
本邦で同種造血幹細胞移植(HSCT)を受けた移植後長期生存成人患者のQOLに関する横断的調査を実施し、関連する要因を明らかにすることで、移植後患者のQOLの向上を目的とする。

(対象及び方法)
対象:参加希望施設において、1995年~2009年に造血器疾患のために、同種造血幹細胞移植を受けている患者。予定症例数 300例。
方法:患者および移植医がそれぞれ調査票に記入し、データセンターで一元的に解析する。

判定 承認  
申請者 血液内科医長 黒澤 光俊
申請課題 24-30 BCL2蛋白陽性の悪性リンパ腫におけるMYC蛋白発現の有無と予後との関連性の検討
研究の概要

(目的)
悪性リンパ腫には特徴的な染色体異常、遺伝子異常が存在するが、BCL2遺伝子およびMYC遺伝子が存在する各々の染色体がそれぞれ免役グロブリン遺伝子の存在する染色体と転座を有する症例(Double-hit lymphoma)の予後は不良といわれている。近年、このような染色体異常が検出されない症例においてもBCL2蛋白とMYC蛋白の両者が免役染色で陽性の症例は予後不良との報告がある。今回の研究ではBCL2蛋白陽性の悪性リンパ腫症例においてMYC抗体を用いたMYC蛋白の発現の有無を調べ、予後との関連性を検討する。

(対象及び方法)
当院のBCL2蛋白陽性の悪性リンパ腫について病理診断に用いたブロックを使ってMYC抗体の免役染色を行い、染色性を検討する。MYC蛋白陽性例と陰性例について治療に対する反応性、予後を比較する。当院の過去の症例約50例(対照として一部のBCL2蛋白陰性症例を含む)を対象とする。

判定 承認  
申請者 腫瘍整形外科医長 平賀 博明
申請課題 24-31 術前化学療法を施行した高悪性度非円形細胞軟部肉腫における組織学的効果判定
研究の概要

(目的)
高悪性度非円形細胞軟部肉腫を術前化学療法、広範切除、術後化学療法によって治療した場合の、予後予測を可能とする組織学的効果判定の基準を作成する。

(対象及び方法)
日本臨床腫瘍研究グループ(Japan Clinical Oncology Group)が研究母体となり、主たる研究機関を九州大学が担う多施設共同研究である。JCOG骨軟部腫瘍グループでは2004年より高悪性度非円形細胞軟部肉腫に対して術前化学療法、広範切除、術後化学療法を行う第II相試験を行い、昨年主たる解析を終えたところである。この試験(JCOG0304)で登録された症例の手術切除標本を集積し、それらをもとに残存腫瘍割合を評価する組織学的効果判定基準を作成、実際に評価した結果と生存期間の関連を検討し、至適なカットオフ値を決定する。

判定 承認  
申請者 腫瘍整形外科医長 平賀 博明
申請課題 24-32 骨盤悪性骨腫瘍に対する制御型人工関節の治療成績に関する多施設共同研究
研究の概要

(目的)
わが国で開発された制御型人工股関節(京セラ/日本メディカルマテリアル:Constrained-type hip tumor prosthesis; KLS system)の骨盤悪性骨腫瘍に対する治療成績を解析し、その臨床的パフォーマンス、治療上の注意点、良好な治療成績を獲得するためのポイント等を明らかにし、今後改善すべき点を明らかにする。

(対象及び方法)
本研究は、特定非営利活動法人骨軟部肉腫治療研究会(Japanese Musculoskeletal Oncology Group; JMOG)が研究母体となり、主たる研究機関を三重大学整形外科と国立がん研究センターが担う多施設共同研究である。JMOG参加施設において、骨盤悪性骨腫瘍であることが病理組織学的に確定され、かつ1990年から2012年までの間に制御型人工股関節(京セラ/日本メディカルマテリアル:Constrained-type hip tumor prosthesis; KLS system)を用いて再建を行った患者を選定し、症例調査票に調査項目を記入後、研究事務局に送付する。
予定症例数は全体で100例。

判定 承認  
申請者 腫瘍整形外科医長 平賀 博明
申請課題 24-33 本邦おける脱分化型軟骨肉腫の治療成績
研究の概要

(目的)
脱分化型軟骨肉腫は本邦においては症例報告がほとんどであるため、治療法および治療成績も不明であり、治療法の確立など不可能な状況である。そこで本邦での脱分化型軟骨肉腫に対する治療法および治療成績の実態を明らかにし、治療方法確立の端緒を見いだすことを目的とする。

(対象及び方法)
本研究は、特定非営利活動法人骨軟部肉腫治療研究会(Japanese Musculoskeletal Oncology Group; JMOG)が研究母体となり、主たる研究機関を山梨大学整形外科が担う多施設共同研究である。2011年10月に主たる研究機関の倫理審査委員会で承認され、症例数100例を目標に症例集積が始まったが、まだ症例数が予定に達しないため、現在JMOGを通して再度のリクルートがなされている状況である。当院で治療した脱分化型軟骨肉腫の症例を後方視的に探索し、臨床調査書を記載して研究事務局に送付する。

判定 承認  
申請者 腫瘍整形外科医長 平賀 博明
申請課題 24-34 本邦の骨軟部肉腫患者における静脈血栓塞栓症の発生頻度と予測因子に関する前向き観察研究
研究の概要

(目的)
本邦の骨軟部肉腫患者における周術期の静脈血栓塞栓症の発生頻度とその予測因子を前向きに検討する。

(対象及び方法)
本研究は、特定非営利活動法人骨軟部肉腫治療研究会(Japanese Musculoskeletal Oncology Group)が研究母体となり、主たる研究機関を千葉県がんセンターが担う多施設共同研究である。2013年3月5日の時点で25施設が施設登録し、153例の登録がなされている。対象は病理組織学的に診断が確定されている18才以上の骨軟部肉腫患者で、手術療法が予定されている患者であり、前向きに症例を登録し集積する。予定症例数は2000例で研究期間は2014年3月までを予定している。

判定 承認  

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