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各センターのご案内

前立腺センター開設のご挨拶

センター長:永森 聡

前立腺センター長 永森 聡

前立腺疾患は加齢と共に増加し、高齢化が進む我が国では今後ますます増加することが予想されています。そして前立腺疾患には、良性である前立腺肥大症と悪性である前立腺癌があり、いずれも50歳より増加すると言われています。

この前立腺の2大疾患に広く対応すべく、当院では前立腺センターを開設し、治療に当たることと致しました。前立腺センターには、泌尿器科、放射線科の2つの診療科が所属し、そのほか外来化学療法センター、高度先進内視鏡外科センターと連動して治療を進めていくこととなります。

そしてこれらの前立腺疾患で重要なことは、2つの疾患の初期の臨床症状には全く差が無いために、鑑別診断が必要となります。従って排尿困難などで当センターの泌尿器科を受診された男性は、まずPSA(前立腺特異抗原)検査を受けていただくこととなります。このPSAは20世紀最大の腫瘍マーカーといわれ、これら2つの疾患の鑑別に非常に役立つことが全世界的によく知られています。そこでPSAの値で、低値の場合は泌尿器科専門医により前立腺肥大症として外来での排尿機能検査が施行された後に投薬治療が開始となります。髙値の場合は1泊2日での前立腺生検(針で組織をとる検査)となります。そしてもし組織検査で癌と診断がつき、転移がなく根治的治療が可能な場合には、次に治療法の選択となります。幸い当センターでは、前立腺癌に対して3つある全ての根治的治療に対応可能です。それは①手術療法(最新の手術支援ロボット ダヴィンチを用いた内視鏡手術)は高度先進内視鏡外科センターと共同で行います。②放射線療法(外照射)は精密な強度変調放射線治療(IMRT)を放射線科と協議の上で行います。③放射線療法(内照射)は小線源埋め込み療法(ヨード131)を放射線科と共同で行います。

なお、これらの根治的治療は他の医療機関で既に前立腺癌と診断された方でも、常時お受けしておりますし、特に排尿の症状の無い50歳以上の男性には、当院で以前からお勧めしているPSA 1時間検診(採血後1時間で結果がわかります:要予約)を受診していただき、その後の対応をセンター長の永森が指導しています。また既に転移のある方も、当センターと外来化学療法センターが共同で対応しております。

当院はがんセンターであるため、これまで排尿症状だけの方や他の検診センターでのPSA検診の煩わしさ(検査を受け、後日結果の通知があり、泌尿器科を受診する)があって受診できなかった方々を広くお受け致しておりますので、気軽に受診していただきたいと存じます。

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